コンドロイチン硫酸Chondroitin sulfate

成分の解説

基本情報

コンドロイチン硫酸は、人体内の軟骨、骨、皮膚、脳、目の角膜などのあらゆる組織に存在している成分で、保水性や弾力性を与える効果や、栄養分の消化・吸収、代謝を促進する効果あります。特に関節や腰などの軟骨部分に存在し、体内でも生成されますが、加齢と共にその生成量が減少していくため、不足がちになります。
コンドロイチン硫酸はサプリメントや化粧品などに利用されており、主にサメの軟骨を原料にして抽出されています。その他には牛や豚、サケ等の軟骨を原料とする場合もあります。

他の成分との相乗効果

グルコサミンと同時摂取することにより、軟骨部分への働きかけに相乗効果があるとされています。グルコサミンは軟骨の材料になる成分であり、軟骨に保水性や弾力性を与える効果があるコンドロイチン硫酸との相乗効果により、軟骨の再生・維持が期待されます。

期待される効果

関節痛、変形性膝関節症、腰痛、リウマチ、五十肩、神経痛などの改善効果

軟骨は骨と骨の連結部に存在していますが、加齢と共に軟骨部分のコンドロイチン硫酸が不足してくると、保水性や弾力性が減少するため、すり減りやすくなってきます。軟骨がすり減ると、次第に骨と骨同士がぶつかるようになり、関節痛や変形性膝関節症、腰痛、リウマチ、神経痛などの痛みの症状が発生します。コンドロイチン硫酸を摂取することにより、すり減った軟骨に保水性と弾力性を与え、軟骨を修復・再生する働きがあるので、症状を改善する効果が期待されます。

骨粗しょう症の予防・改善効果

コンドロイチン硫酸はカルシウムの代謝に関係しているので、骨の成長を助ける働きがあります。そのため、カルシウム不足が原因の一つとされる骨粗しょう症の予防・改善に効果があると言われています。

高血圧や動脈硬化の予防効果

コンドロイチン硫酸には、血液中のコレステロールや過酸化脂質を除去する働きがあるので、高血圧や動脈硬化の予防に繋がると考えられています。